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やましろ産刻み九条ねぎ出荷開始

3月20日、JA京都やましろネギカットセンターから刻み九条ねぎが初出荷され、21日から愛知県、長野県など中部エリアのイオン60店舗で販売を開始した。

今後、毎日出荷することで、中部エリアに山城産九条ねぎをはじめとする京野菜の販売チャンネル拡大と需要掘り起こしを目指す。

同JAでは、2012年度から九条ねぎをはじめとする京野菜の生産拡大や販売力強化に取り組み、野菜全般の取扱高は、16年度末で27億円超(12年比130%)にまで拡大。農業所得増大に貢献している。

14年度に生産販売体制の確立をめざし、ネギ部会を設立。15年4月には、ネギ調整包装施設(久御山町)を稼働させて、生産農家のネギ出荷にかかる労力削減を図ることで生産農家の栽培面積を63ヘクタール(前年対比150%)に拡大させている。

今回の大手量販店出荷は、昨年7月に同JAの十川洋美代表理事組合長らがイオンリテール㈱(千葉県)を訪れ、山城産のブランド京野菜のPRした際、九条ねぎ100%のカットネギへの関心が高かったことが発端。同年10月に同社の全国の農産担当バイヤーら11人を招いた現場説明会で「関東圏で九条ねぎをはじめとする京野菜の認知度は高い。特に食材の簡便性が求められる今日、カットねぎ需要は見込める」とのアドバイスを受けて、同JAでは生産者の出荷方法や製品の品質管理等について検討を重ねてきた。

今後、同JAでは量販店やスーパーマーケットへ販路拡大と京のブランド野菜・九条ねぎの販売促進と生産拡大に引き続き取り組んでいく。

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