ＪＡ京都にのくに三和支店は１４日、地元警察や防犯推進委員三和支部、三和保育園の園児らと協力し、特殊詐欺被害防止啓発活動を行った。当日は公的年金受給日であり、多くの組合員の来店が見込まれることから、地元駐在所からの要請により園児らとともに詐欺被害防止を呼びかけた。

同日、地域の他金融機関でも同様の取り組みが行われ、ＪＡ三和支店で活動した園児は１０人。全員がサンタクロースの帽子をかぶり「詐欺にだまされないでね」と声をかけ、プレゼントの通帳ケースを手渡した。来店した組合員は「かわいいサンタさんに呼びかけられたので、一層気を付けたいと思う」と話した。

この取り組みを企画した三和駐在所の木下敦志警部補は「年金受給日をねらって架空請求のはがきが送られる事案があると報告を受けている。今後も地域住民を詐欺被害から守るため、啓発活動を続けたい」と語った。

活動終了後は、園児たちへのお礼としてＪＡの杉山康広支店長がサンタクロースに扮し、一足早いクリスマスプレゼントを贈った。