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柿の間引き作業開始
JA京都市大枝支店管内の特産物である富有柿の間引き作業が5月13日から始まった。
この作業は毎年5月中旬から6月下旬ごろにかけて行われ、柿の枝に実った蕾の数を調整し、特定の蕾に栄養が行き届くのを目的としている。
同支部の松木孝司さんは一つの枝に一つの蕾だけを残す事を徹底しており、約一ヵ月間に渡ってこの作業を行っている。蕾のうちに間引く事を摘蕾(てきらい)といい、蕾が花を咲かせた状態で間引く事を摘花(てっか)という。摘蕾は指先で弾く様に蕾を落とすのに対し、摘花は一つ一つをはさみで切り落とさなければならない。松木さんは「この作業は地道でとても労力が掛かるが、大きくて糖度の濃い富有柿を育てる為には必要不可欠な作業。収穫は先だが、地道な作業が富有柿の収穫につながっている」と話した。
摘蕾をする松木さん