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万願寺甘とう初出荷 過去最高600㌧目標
JA京都にのくには18日、舞鶴市の万願寺甘とう検品場で万願寺甘とう初出荷式を開催した。万願寺甘とう部会協議会の添田潤会長や同JAの迫沼満壽組合長をはじめ、生産者や関係者ら約30人が出席。昨年度開催された第51回日本農業賞の大賞を同部会協議会が受賞しており、生産者やJA、関係団体の今年にかける思いは強い。今年は生産量600㌧、販売額4億8千万円を目指す。
年末から年始にかけての豪雪により、生産用ハウスに大きな被害をうけた生産者もあったが、関係機関との協力により303人の生産者が1,466㌃で栽培。収穫・出荷準備も順調に進み、例年通り良い仕上がりとなった。
添田会長は「産地としての歴史は長いが生産者は若い人が多い。チャレンジする中で歴史を積み重ね、ますます大きく、強く、良い産地となるよう進めていきたい」と話す。
また、迫沼組合長は「大賞受賞は生産者の熱意の成果の表れ。受賞を追い風に万願寺甘とうの大産地として次代につなげたい」と述べた。
万願寺甘とうは京阪神地区を中心に出荷され、19日には京都青果市場にて初せりが行われた。同検品場からは11月ごろまで出荷が続く予定。