JA京都中央ニュース

害虫防除専用LEDランプで試験を開始

2018.05.24

JA京都中央経済部営農販売課は5月24日、乙訓支店管内の京都茄子(夏秋なす)栽培圃場(ほじょう)で「オオタバコガ」防除を目的に専用LEDランプを設置し、試験を開始した。

近年、LED光を利用したヤガ科害虫防除は、IPM(総合的病害虫管理)防除として注目されている。

「オオタバコガ」は、広食性の害虫で、若齢幼虫が新芽の先端や葉、花、幼果を食害するため、収量が低下する。また、中老齢幼虫は果実の中にも食入するため、商品価値がなくなるなど被害のダメージは大きい。

成虫は夜行性であるため、光による防除法は、黄色蛍光灯を設置して終夜点灯することにより成虫の行動を抑制し、被害を減少させることが知られている。

しかし、黄色蛍光灯は、電源が必要で、圃場条件によって設置ができないことが課題であった。

試験設置したLEDランプの電源は、ソーラーパネルとバッテリーで駆動し、消費電力も少なく、圃場条件を選ばないことが魅力。

今回、京都乙訓農業改良普及センター、京都乙訓地域特産物育成協議会、JAの協力のもとで防除試験を開始した。

当日は、害虫防除専用LEDランプを販売するメーカーである株式会社ネイブル代表取締役の田中正彦氏の指導により、試験圃場で京都茄子を栽培する岡本博さんと関係機関職員ら7人が圃場に設置する作業を行った。

今後、定期調査により防除効果を確認する。

「新たな技術導入により害虫防除作業の省力化と高品質で安全・安心な京都茄子に期待したい」と同JA経済部営農販売課の齊藤篤TAC担当は話す。

害虫防除専用LEDランプで試験を開始
ソーラーパネル設置の様子