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ネギシロイチモジヨトウの防除試験継続中
JA京都中央経済部営農販売課は、淀支店管内の九条ねぎ栽培圃場(ほじょう)で広域的に性フェロモン剤(交信攪乱)による防除試験を行っている。
近年、九条ねぎの葉に害を与える「シロイチモジヨトウ」の被害が京都市伏見区淀地域を含む京都府山城地域の九条ねぎ栽培圃場で増加傾向にある。特に2017年は被害が多発したことから、18年5月より、性フェロモン剤を使った交信撹乱による「シロイチモジヨトウ」の防除を始めた。
試験は、京都乙訓農業改良普及センターの調査研究の一環で、九条ねぎ生産者と京都府病害虫防除所、京都乙訓農業改良普及センター、京都市東部農業振興センター、JA全農京都、特産物育成協議会、JAなど関係機関が一体となって防除試験を行っている。
性フェロモン剤を使った交信撹乱による防除は、広範囲で行うことで防除効果が期待できる。
7月下旬には、5月から行ってきたトラップ調査結果の情報交換や今後作付圃場の確認とフェロモン剤の設置場所などを協議し、発生量が増加する8、9月の時期に備え、被害防止を目的に試験に取り組むことを再確認した。
トラップの調査を行うJA職員