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万願寺甘とう選果場の稼働始まる
JA京都にのくに管内で生産されている万願寺甘とうの収穫が6月中頃から最盛期を迎え、舞鶴選果場に続き福知山市三和町の選果場の稼働が6月17日から始まった。手作業での選別・袋詰め作業が行われている。
同地区の生産農家は6月14日に出荷目揃い会を行い、出荷基準の確認と栽培管理記録簿の記入の徹底について確認し合い出荷に臨んだ。また、近年、若手の農家が主体となって生産量を増やしてきており、今年は27軒の農家により236aの面積に約32,000本を作付して一億円の売上目標を掲げている。
「万願寺甘とう」は、辛みが無く、肉厚で種が少ない京都府北部の舞鶴市万願寺地区が発祥の大型の唐辛子で、平成元年に京のブランド産品の認証を受けている。また、昨年には京都府で初めて地理的表示(GI)保護制度に登録された。作業員は袋詰めをしながら「今年は出荷量も多く品質も良い。今から更に忙しくなってくるが、それもまた楽しみ」と期待を語った。
出荷作業の様子