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加工用タマネギ「鬼(オニ)オン」収穫始まる
京都府福知山市大江町の農事組合法人・鬼の里農園は6月16日、保有する70アールの圃場(ほじょう)で加工用タマネギの収穫を始めた。水害に悩まされる同町で、洪水の時期を避けて収穫ができる農産物の産地化を目的に、昨年の試験栽培を経て、今年から事業を本格化している。タマネギ収穫専用の機械を導入し、効率化を図って約30トンの収穫を目指す。
収穫されるタマネギは「鬼オン」と名付けられ、市販のものは1個150~200グラムほどであるのに対し、「鬼オン」は1個400グラムと2倍の重さになる。三重県の加工業者を通じてサラダやカット野菜として消費者向けに販売される。鬼の里農園では、今後は大江町がタマネギの一大産地になるよう、さらに栽培面積を増やす予定。
専用の機械を使った収穫作業