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地元小学生が稲刈り体験
JA京都やましろ南山城支店、和束町支店は9月26日、JAくらしの活動として、地元農家や役場と共に地元の小学校を対象とした稲刈り体験を行った。
相楽東部広域連合立南山城小学校と相楽東部広域連合立和束小学校それぞれ5年生にふるさとの魅力を感じ、地域農業への学習を深めてもらうのが目的。
今年は、台風や雨の影響でぬかるんだ足元に悪戦苦闘する児童が多く見られた。刈り取った稲ははさ掛けし、天日干しで乾かすことで米に甘みが増すことなど、児童たちは一つ一つの作業の意義を学びながら作業にあたった。
協力した農家の岡崎武夫さんは「児童にはさ掛けの魅力を伝えたかった。村の農業振興のためにも、今後も指導を継続していきたい」と話す。
児童は「すべてを手作業で行う大変さを肌で感じました。昔の人に感心しています」と話した。
南山城支店の大原泰博支店長は「地元南山城村でも年々農家の児童が少なくなってきている。改めて『食農教育』『JAの役割』の必要性を再認識した。同活動を継続していくことで、これからも地域と共に子どもたちの成長を見守って行きたい」と力強く話した。
和束町支店の大江雅彦支店長は「稲刈りをすることで米一粒一粒の大事さを感じながらご飯を食べてもらえるようになればうれしい」と話す。
刈り取ったもち米は、それぞれの小学校で餅つきに使用される。
相楽東部広域連合立和束小学校の刈り取りのようす
相楽東部広域連合立南山城小学校の刈り取りのようす