ＪＡ京都中央会は１月２１日、２０１８年度府内ＪＡくらしの活動推進員研修会を開いた。府内ＪＡの支店長、本店部課長などが対象で、約７０人が参加した。併せて府内ＪＡくらしの活動支店表彰の審査会を行い、最優秀支店にはＪＡ京都やましろ中宇治基幹支店を選んだ。

研修会では各ＪＡから推薦された５支店がくらしの活動報告を行った。福井県立大学経済学部の北川太一教授を審査長に、府中央会・連合会役員らが活動の目的や計画性、内容、発展可能性等を基準に審査した。最優秀に輝いたＪＡ京都やましろ中宇治基幹支店は、「ＪＡまつり」の開催を通じた地域とのつながり強化の取り組みを発表した。

また、家の光講師・農協問題研究者の板野光雄氏が「正念場を迎えたＪＡと教育文化活動の重要性」と題して講演。ＪＡが置かれる現状を説明した上で、その課題と教育文化活動を通じたその取り組み方策を提起した。その後のグループ討議では、「教育文化活動の仕掛けづくりについて」をテーマにＪＡごとに討議・発表した。参加者からは「食と農に関わる活動を通じて、ＪＡの事業・活動への女性の参画を強化しなければならない」など、今後の活動への意欲がうかがえた。

上位２支店への表彰は２月に行う。

同研修会は、くらしの活動の充実に向け、府内外ＪＡの実践事例などを学習し、ＪＡくらしの活動推進員としての資質向上をはかることを目的に開くもの。

その他の表彰支店は次のとおり。

▽優秀支店＝ＪＡ京都園部支店▽優良支店＝ＪＡ京都市川岡支店、ＪＡ京都中央市原野支店、ＪＡ京都にのくに三和支店