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春告げる「丹波ウド」
JA京都亀岡中央支店管内の組合員、岩森保文さん(69)は、ハウス1棟(約50平方メートル)で約1,000株の「丹波ウド」を栽培している。
以前は亀岡市でサラリーマンとして働く傍らでウド栽培を続けていたが、定年退職を機に本格的に始めた。ウドは先々代から受け継いだもの。
遮光材で覆った薄暗いハウスには、長さ70センチ、太さ3センチに成長したウドが立ち並び、岩森さんが鉄製のウド切りで一本ずつ収穫する。
ウドの栽培は1年がかり。5月から12月に軟化栽培用の新芽を露地で育て、1月から新芽をハウス内に植え替え、一定の温度・湿度を保つために稲ワラを被せて栽培(伏せ込み)し、2月下旬から3月中旬まで収穫する。
丹波ウドは、白地に淡い赤紫色のかのこ模様が特徴で、しゃきしゃきとした歯触りや少し苦みのある味わいが特徴。岩森さんは「ぜひ、酢の物や酢みそあえ、サラダなどの料理で味わってほしい」と話した。
薄い赤紫色の丹波ウドを収穫する岩森さん