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自動包装機に対応した包装容器で京のブランド産品「京みず菜」を試験出荷
1月15日、自動包装機に対応した包装容器で京のブランド産品「京みず菜」を試験出荷した。
現行の「京みず菜」指定の包装容器は、通称三角袋と呼ばれ特殊な形をしており、生産者が手作業により袋詰めをしているため、省力化が強く求められていた。
京都府特産物育成協議会(京都府、JA京都中央会、JA全農京都、(公社)京のふるさと産品協会で構成)は、こうしたニーズに対応するとともに「京みず菜」の生産拡大を図るため、自動包装機の導入による新たな出荷方式を市場や関係機関等と2009年頃から協議を重ねてきた。
今回、JA京都中央羽束師支店管内の平岡正弘さんの協力を得て自動包装機に対応した新たな出荷袋を製作し、試験出荷に取り組んだ。
平岡さんは、「京みず菜」を先祖代々受け継がれてきた技能を伝承し、都市農業を実践する生産農家。近年の農業経営環境は、都市化が進み面積拡大は困難で、パイプハウスの施設導入と露地栽培の併用で出荷量を維持してきた。「出荷調整作業の省力化により出荷量の拡大と農業所得増大に向け、伝統の京野菜を守りたい」と話す。
1月27日には、京のブランド産品認証事業発足30周年記念イベントが京都市内で開催されるなど新たな時代への挑戦として取組が期待される。
新たに出荷された「京みず菜」を確認する関係者