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茶初市に向けて手もみ製茶
和束茶手揉技術保存会は4月18日、グリーンティ和束(相楽郡和束町)の研修室で新茶の手もみ製茶を行った。
今年は、2月下旬からの気温上昇によって昨年よりも4日早く萌芽したことから同会の手もみ製茶も昨年より7日早く行った。
朝8時半から西山生光さんの茶園(品種・やぶきた)で、同会員やボランティアが手摘みした約12キロの茶葉を蒸したあと、ほいろで5時間ほどかけて手もみし、約2キロの煎茶に仕上げた。
同会の大西巧会長は「今年の生葉は揉むと粘りがあり感触がよい。色や艶も良く、上質な煎茶ができた。初市が楽しみです」と意気込みを話す。
同会では、会員約35人が10年以上にわたって毎年新茶の時期に手揉み製茶を行っている。現在では機械での製茶が一般的だが、本格的なシーズン前に手もみ製茶を行うことで製茶の感覚をつかみ、良質の宇治茶生産につなげている。
仕上げた煎茶は4月22日にJA全農京都茶市場(城陽市)で開かれる2018年度茶初市に出品された。
製茶に取り組む会員